2階リビング逆転リフォーム
2階にリビング、逆転リフォームのポイント
Point1.大空間
2階は、構造的にも広い空間にすることが可能です。天井も高くしたり、天井裏まで吹抜けの勾配天井にしたりすれば、さらに開放感のある大空間に。ただし、勾配天井にする場合は、日射が直に伝わるので断熱対策が必要です。
[例]
⇒屋根断熱・・・屋根からの熱を抑え、2階の温度上昇を低減
⇒天井材・・・勾配天井に木質感と立体感を演出する天井材
Point2.採光・眺望
2階のほうが日当たりが良好で風通しと眺望の良い空間にできます。特に住宅密集地など条件の悪い建物におすすめです。
視線が届きにくく、プライバシーが保たれるメリットも。バルコニー側に大きな窓をとったり、トップライトを設けたりすることで、より明るい空間にすることができます。
[例]
⇒天窓・・・高い遮熱・断熱性を持ち、種類も豊富な天窓
⇒ワイドサッシ・・・閉じていても空気感を感じられる大開口サッシ
Point3.耐震壁
リビングを2階にすることで、壁が少なく軽くなり、逆に1階は個室が増えるので、壁面量が増え、建物が安定し、構造上耐震性に有利といえます。もちろん、建物全体のバランスも重要ですので、適切な耐震壁の配置など耐震性も考慮しましょう。
[例]
⇒透光型耐力壁・・・採光・通風が可能で耐震性は確保しながら広い空間に
⇒耐震壁・・・床・壁を壊さずに壁補強工事が可能な耐震パネル
Point4.プランニング
2階リビングのプランで注意しなければならないのは、階段の昇り降りが増えるということです。
買い物や洗濯など家事動線にもかかわるので、1階で調理以外の家事を行えるようにしたり、物干し場が2階にある場合、ランドリースペースも2階に移動するなど考慮します。階段も踊り場をつけた廻り階段にするといった安全性の高い仕様にすると安心です。
[例]
⇒バルコニー・・・物干しとしても使える快適なリフォーム対応バルコニー
⇒階段材・・・オープンな手すりで開放感もある、安全な180°廻り階段