インテリアの基礎知識

05インテリア

知っておきたいインテリアの基本ルール

お部屋のイメージは、広さ、色、質感、照明、家具などをバランスよく整えることが肝心。
下記の4つの基本ルールを参考にしてみてください。

<ルール1>我が家のライフスタイルを再確認。

ライフスタイルとは、価値観、暮らしぶり、習慣を含む生活様式のこと。家族みんなが暮らしやすいように、それぞれの生活様式をよ~く考えて、理想のイメージを具体化しましょう。

<ルール2>次に全体プランを決めましょう。

「とにかくやってみよう」と見切り発車するのではなく、完成イメージをしっかり固めましょう。すると、例えば何回かに分けて内装をリフォームしても、統一感が生まれます。

<ルール3>インテリアエレメントのバランスを考えて。

特に重要なエレメント(要素)は2つ。1つはお部屋の広さに対する家具の大きさや量など「分量のバランス」。もう1つは温かみや冷たさなど素材から受ける「質感のバランス」です。

<ルール4>カラーコーディネートの視覚効果もポイント。

インテリアには色の効果も大切。自分の好きな色だけ選んでいても、居心地の良い空間はできません。色の効果を考慮したコーディネートをしっかり検討してみましょう。

お気に入りのスタイルをみつけましょう!

インテリアをコーディネートするために大事なのは、住まいのインテリアスタイル(好みのイメージ+ライフスタイル)を明確にすること。下記の方法で好みのインテリアスタイルを確認してみましょう。

STEP1.インテリアの写真を集めてみよう。

雑誌やホームページから好きなお部屋や家具、小物などまで、良いなと思うものを集めましょう。雑誌などの切抜きのほか、壁紙のサンプルなどもあるとさらに分かりやすくなります。

STEP2.インテリアごとに分類して、好きなスタイルを見つけよう。

集めた写真やサンプルを、スクラップブックなどに貼って、全体の傾向を見ましょう。自分の好みが分からない場合は、下記のイメージスタイルマップを参考に分類して見てください。

代表的なインテリアスタイル

ナチュラルスタイル

明るい色の木が中心のスタイル。ファブリックにはコットンや麻など天然素材を使い、色では白や黄、緑など木と相性の良いアースカラーが中心。

 

[例]

ニュージーパインの無垢の内装材を使った、ぬくもりのある落ち着いた空間。

モダンスタイル

「イタリアンモダン」が代表的。大胆な形の家具を配し、ビビットな色を使うなどシャープなイメージです。ほかにアメリカンモダンや、北欧モダンも。

 

[例]

白い建具・造作材と光沢のあるフロアーがクールな印象を与える空間。

クラシックスタイル

ヨーロッパの古典様式をとり入れ、曲線や装飾を多用した優雅なスタイルが一般的。イギリス流やアメリカ流の古典スタイルもあります。

 

[例]

欧米の伝統ある空間を、優雅で格調高い空間にコーディネート。

シンプルスタイル

インテリアもファブリックも、やわらかいトーンの色とシンプルなデザインでまとめます。温かみがあり、飽きのこないスタイルです。

 

[例]

白が基調の空間に、スウィートバニラのドアを合わせた、都会派シンプルスタイル。

和風スタイル

2タイプあり、1つは和家具を使った全体にシックな色を用いる「民芸スタイル」。もう1つは簡素で、家具は白木が中心の「和風モダンスタイル」

 

[例]

戸襖・障子など、洗練されたデザインでコーディネートした現代和風の空間。

アジアンスタイル

アジアにある国の民芸家具やアクセサリー、織物などでまとめたスタイル。無国籍風なものはエスニックスタイルといいます。

 

[例]

上質なエスニックデザインのファブリックで空間を個性的に演出。

カントリースタイル

のどかな田舎風のスタイルで、フレンチ、アメリカンなど種類も豊富。家具にはムク材、ファブリックには綿・麻などを使用するのが一般的。

 

[例]

バラをあしらったカントリー調のファブリックで温かい空間を演出。